午後の日本株は堅調、ソニーなど電機株が高い-ディフェンシブ強含み

午後の東京株式相場は堅調。午後3時に 中期経営方針を明らかにするソニーが一段高となったほか、三菱電機が3日ぶ り急反発するなど、外部環境の改善から電機株に買いが増加している。医薬品 株や保険株など景気動向に左右されにくいディフェンシブ関連株は引き続き上 昇が目立つ。景気悪化に対して相対的に抵抗力が強いとされる任天堂も、まと まった買いから上げを拡大。

野村証券投資情報部の品田民治課長は「足元の米国景気指標は堅調だが、 金融問題を抱えてマーケットが持っている行き過ぎた利上げ期待は今後小さく なっていくだろう」と指摘する。

25日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文では、「経済成長の下 振れリスクが残るものの、幾分か縮小したもようであり、インフレとインフレ 期待の上振れリスクは拡大した」とインフレへの警戒度を高める一方、利上げ に関して示唆する内容にはならなかった。

午後1時41分現在、日経平均株価は前日比47円28銭(0.3%)高の13877 円20銭、TOPIXは同5.41ポイント(0.4%)高の1351.49。東証1部の出来 高は概算で11億6930万株、売買代金は1兆2719億円。値上がり銘柄数は895、 値下がり銘柄数は690。一方、昼休み中の東証立会外では約619億円のバスケ ット取引が成立した。

午後の東証業種別33指数の騰落状況は、値上がり業種が26、値下がり業 種が7。銀行、電気機器、医薬品、その他製品、輸送用機器、保険、情報・通 信が高い。半面、原油価格の下落で商社が売られるなど卸売が安いほか、非鉄 金属、石油・石炭製品、ゴム製品なども下げ、指数の上値を抑えている。

電機株が上げ

電機株が上昇。午後3時にハワード・ストリンガー会長や中鉢良治社長ら が出席して中期経営方針説明会を開くソニーが6日ぶり反発したほか、三菱電 機やセイコーエプソン、キヤノン、リコーなども高い。

8月からは、様々なデジタル機器の販売効果が見込まれるとされる北京オ リンピックが開催されるが、「今年は世界景気が弱含みだったことから、期待 感を織り込んでいない」(野村証の品田氏)という。品田氏は、銘柄間の格差 はあると前置きした上で、「民生用エレクトロニクスや電子部品の一部は投資 魅力がある」と述べた。

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