アジアのヘッジファンド、5年間で数万人の雇用創出も-ピナクル

人材紹介会社ピナクル・インターナショナ ルのマネジングディレクター、シェリダン・マザー氏(ロンドン在勤)による と、米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン市場の混乱で投資銀 行の人材採用は低迷するものの、アジアのヘッジファンド業界は事業拡大で向 こう5年間に数万人の雇用を創出する見込みだ。

マザー氏は26日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「現 在は一部で合理化が進んでおり、さほど運用成績が良くないファンドの一部は 閉鎖している」と述べた上で、「ただ、定評のあるファンドは大幅に拡大基調 にある」と指摘した。

ブルームバーグの集計によれば、サブプライムローンの焦げ付き増加を発 端に世界の信用市場が機能不全に陥るなかで、世界の大手金融機関は5月まで の10カ月間で合計8万3000人を削減した。シタデル・インベストメント・グ ループやCQSなどアジアでの事業拡大を目指すヘッジファンド運営会社は、 この機会を利用して投資銀行から人材を採用している。

マザー氏は「アジアは依然として非常に活況を呈している市場で、欧州や 米国よりかなり見通しが明るい」と指摘した。「ここ3年間は、優秀なアナリ ストとポートフォリオマネジャー、トレーダーの人材確保に重点が置かれてき た」と説明。その上で「投資家は今、自分の選んだファンドで自分の資金が安 全だという安心感を求めている」と語った。市場のボラティリティやヘッジフ ァンド破たんでリスク認識が広がり、弁護士などの需要が高まってきている。

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