インドの不動産市場、5年続いたブームは終えんへ-住宅ローン会社

インドで5年続いた不動産ブームは終わりを 迎えつつある。同国の住宅ローン会社2社の幹部がこうした見方を示した。住宅 供給の増加や借り入れコスト増大のほか、株式市場の低迷で購買力が低下してい ることが背景にあるという。

住宅ローンでインド最大手、HDFC銀行のケキ・ミストリー副会長は、向 こう数カ月間で、インド全国で不動産価格が最大15%下落する可能性があると 指摘する。また同業のインディアブルズ・ファイナンシャル・サービシズのガガ ン・バンガ最高経営責任者(CEO)は、一部の都市では最大で20%下げると みている。

インド準備銀行は24日、政策金利を約6年ぶりの高水準に引き上げたこと に加え、利上げを継続する姿勢も示唆した。これにより、融資需要は抑制されそ うだ。ただミストリー、バンガ両氏によれば、負債水準の低下などから、インド の不動産市場は米英やスペインで見られたような大幅な悪化は回避される公算だ。

ミストリー氏は24日、ムンバイでのインタビューで、「通常なら2軒目、3 軒目の住宅を買っていた多くの投資家が、株式市場の状況が原因で購入を控えつ つある」とした上で、「居住を目的とする純粋な購入者は、今後も買い続けるだ ろう」と述べた。

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