中国人民元:ペッグ制廃止後の最高値更新-一段の元高観測強まる

26日の中国外国為替取引では、人民元 がドルに対し上昇し、2005年7月のドル・ペッグ(連動)制廃止後の最高値 を更新した。政府がインフレ抑制に向けて一段の元高を模索するとの観測が強 まった。

温家宝首相がインフレへの取り組みを公約するなか、人民元は今四半期に 入り対ドルで2.2%上昇し、上昇率は円以外のアジアの主要10通貨のなかで 最高となっている。中国人民銀行が25日、ウェブサイトに掲載した調査結果 によると、大半の世帯が7-9月(第3四半期)に消費者物価の上昇を見込ん でいる。

ABNアムロ銀行の中国部門為替トレーダー、ハオ・シュフェイ氏(上海 在勤)は「人民銀は輸入物価上昇を抑えるため、あらゆる機会を利用して人民 元の上昇を図るだろう」との見方を示し、「利上げすれば投機的資金が一段と 引き寄せられるとみられることから、人民銀は為替手段に頼らざるを得ない」 と指摘した。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海時間午 前9時43分(日本時間同10時43分)現在、1ドル=6.8632元。前日は

6.8653元だった。一時は6.8615元まで上昇した。

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