明治安田生命の高橋氏:インフレ警戒高めたFOMC声明-消費に注目

明治安田生命の高橋俊明エコノミストは26 日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、連邦公開市場委員会(FO MC)の結果についての分析や今後の米国金融政策の見通しなどについて語った。 主なコメントは次の通り。

FOMC結果の分析:

「据え置きは市場が予想していた通り。注目は声明文だったが、これも予想 通りインフレ警戒を高めてきた。景気を下押しする要因として従来から、雇用や 信用状況のタイトなことや住宅市場の減速を挙げてきたが、これらに加えて今回 エネルギー価格の上昇を指摘している」

米連邦準備制度理事会(FRB)の景気認識:

「今回の声明文では、前回あった『経済活動は依然として弱い』という表現 が、『家計の支出が幾分堅調になった』と変えられた。これを踏まえ、景気は拡 大を続けているとしている。マイナス成長への懸念は薄れたと判断できる。家計 の支出とは、いわゆる戻し減税の影響が小売りを押し上げていることを示したも のだ」

今後の金融政策:

「FF先物市場の動きを見ると年内、2回程度で合わせて0.50ポイントの 利上げを織り込みつつある。以前からインフレ警戒はあるが、景気減速基調は続 くと予想しているため、年内の利上げはないとみている。減税効果で一時的に景 気は上振れる可能性はあるが、年末にはく落する。その時点で消費の基調が底堅 いと確認しないと利上げはできない。それを確認できるのは年明けになる」

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