中国の保険会社、四川地震での保険金支払い約20億元に-アナリスト

中国の保険会社は、先月起きた四川大地 震に伴い約20億元(約310億円)の保険金を支払うことになるもようだ。複 数のアナリストが26日までに示した試算によるもので、同額は今年1-5月 までに徴集された保険料の0.4%に相当する。

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の格付けアナ リスト、コニー・ウォン氏(香港在勤)は「四川大地震に伴う保険金支払いは 吸収可能だろう」との見方を示した上で、保険会社にとってより大きな懸念材 料は国内株式相場の下落だと指摘した。CSI300指数は今年これまでに 46%下落している。

中国の保険最大手、中国人寿保険と同2位の中国平安保険(集団)は、 大地震と1月の大雪に伴う保険金支払いの増加とともに、株式相場の下落に伴 う純利益の減少に備えている。

BNPパリバは、規制当局が保険会社に対しのれん代(営業権)につい ての支払いを促したことを受け、四川大地震に伴う保険金支払いの見通しを倍 の20億元に引き上げている。同社は今年の中国保険業界全体について、自然 災害と投資収益の落ち込みを理由に、約20%減益を見込む。

四川大地震に伴う保険金支払いについて、中国人寿保険は2億3000万元 (1-5月期に徴収された保険料の0.2%に相当)との見通しを示している。 コアパシフィック山一インターナショナル(京華山一国際)のアナリスト、オ リーブ・シア氏は最終的に7億元に達する公算を指摘する。同氏は、平安保険 の支払いは約2億元(同0.4%相当)との見通しを示した。

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