ベトナムの6月のインフレ率は低下、金融市場の状況は困難-ズン首相

ベトナムのズン首相は26日、5月に25%に 上昇した同国のインフレ率について、今月は低下したと指摘するとともに、同 国政府は2010年までに10%未満の水準に引き下げる方針だと述べた。

ズン首相は、ブッシュ米大統領とグリーンスパン前連邦準備制度理事会(F RB)議長との会談後、ワシントンでインタビューに対し「強力な措置のおか げで、インフレは減速している」と説明。インフレ率は「2009年か10年初めに 1けた台に低下する」との見通しを示した。

ベトナム中央銀行は今年に入って3回の利上げを実施。今月には政策金利 を14%と、アジア地域の最高水準に引き上げた。

ベトナム政府の物価抑制措置には効果がないとの懸念が同国の金融市場に 打撃を与え、同国株の指標、VN指数(ホーチミン市証券取引所上場151銘柄 で構成)は今年に入って58%下落。米大手証券モルガン・スタンレーは先月、 ベトナムは「通貨危機」に向かっている可能性があるとの認識を示した。

ズン首相は「金融・資本市場の状況は困難だ」と指摘。ベトナム経済には 世界経済の「欠点やぜい弱さ」の影響にさらされていると付け加えた。

首相はまた、6月のインフレ率は「5月の数値を約50%程度下回る」との 見通しを示した。5月の消費者物価指数(CPI)は前月比3.9%上昇だった。 6月分は今週中に発表される見込み。

ハノイ時間午前9時10分(日本時間11時10分)現在、VN指数は前日比

8.64ポイント(2.3%)高の392.42。今週これまでの上昇率は7%を超えてい る。

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