佐鳥電株が急反落、前期業績下振れ-FA・制御機器や半導体振るわず

NEC系列の電子部品商社である佐鳥電機 の株価が急反落。FA(ファクトリーオートメーション)用電子部品や制御機器 のほか、AV(音響・映像)家電向け半導体も振るわず、前期(2008年5月 期)の業績見込み額を下方修正した。事業環境の厳しさが警戒され、一時前日比 38円(4.4%)安の830円まで下げ幅を広げている。

佐鳥電が25日に減額修正した前期の連結業績予想によると、売上高は前の 期比5.8%減の2109億円(従来予想は2140億円)、純利益は同48%減の15億 4000万円(同19億円)となったもよう。国内の低調な設備投資環境を背景に、 FA・制御機器と関連電子部品が低調で、AV家電向け半導体や事務機器向けメ モリーモジュールも計画に届かなかった。円高・ドル安で、外貨建て債権の為替 差損も4億円程度発生。下半期から、海外子会社でパソコン市場向けの半導体や 電子部品が伸びたが、補いきれなかった。

同社上席執行役員の渡辺孝則・経営企画本部長は、「北京オリンピックやウ ィンドウズ・ビスタの影響で需要が増えると思われたが、意外と浸透が遅く、期 待したほど影響はなかった。ビスタ発表時に増産を決めたため、その後に在庫が だぶついた」と話している。また同氏によると、顧客から長期の生産計画が出て こずに、「納期が短くなってきているため、先行きの予想を立てづらくなってき ている」という。

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