米国のガソリン需要:07年がピーク、原油上昇は緩和へ-ヤーギン氏

米調査機関ケンブリッジ・エネルギー研 究所(CERA)のダニエル・ヤーギン会長は25日、米国のガソリン需要が 2007年にピークに達したため、原油相場の上昇傾向は数年以内に緩和される可 能性があるとの見解を示した。ヤーギン会長はエネルギーに関する著作でピュ リツァー賞を受賞した経験がある。

ヤーギン会長は米上下両院合同経済委員会で、原油相場は原油市場と金融 市場の融合に関連する「新たなファンダメンタルズ(需給関係)」によってけ ん引されていると証言。原油相場は、米国が代替燃料の模索を始めるとみられ る「限界点」に達しているとの見方を示した。

ヤーギン会長は「われわれの見方では、米国のガソリン需要は07年に十 分にピークに達していた。最近、原油供給がピークに達しているとの見方が話 題になっているが、ほかの事もすぐそこに迫っているとわれわれは考えている。 それは需要のピークだ」と述べた。

ヤーギン会長によると、米国の1日当たりのガソリン消費量は900万バレ ルを超えているが、エタノールの利用の拡大やエネルギー効率の向上により 2022年までに700万バレル強まで減少する可能性がある。

ヤーギン会長は、原油高騰の主要因は基本的な需給であると指摘。ただ、 投資家にとって原油が資産となっているため、ファンダメンタルズは変化して いるとし、コストの増加のほか掘削機器や人材の不足も相場の上昇要因になっ ているとの見方を示した。

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