米カントリーワイドを加州とイリノイ州が提訴-住宅ローン勧誘めぐり

米住宅ローン最大手カントリーワイド・フ ァイナンシャルは個人の財務状況に見合わないリスクの高いローンを顧客に勧め たとして、カリフォルニアとイリノイ州当局が25日、同社とアンジェロ・モジ ロ最高経営責任者(CEO)を相手取った訴訟をそれぞれ起こした。

訴えによると、カントリーワイドの営業方法が原因で、数千人の借り手が返 済不能に陥って持ち家を失った。同社は顧客の関心をあおる低金利の広告を掲げ るなどの不正行為を通じ、将来返済額が膨らむことを借り手に十分に伝えずに変 動金利ローンの借り入れに誘導したという。

この日は米銀バンク・オブ・アメリカ(BOA)による30億ドルの買収案 がカントリーワイドの株主に承認され、同社の救済に道が開かれた。同日の発表 によると、ワシントン州のグレゴワール知事も、同社がマイノリティーの借り手 に対して差別したとして罰金を科す方針だ。

カリフォルニア州のジェリー・ブラウン司法長官はロサンゼルスの州裁判所 への提訴に際して、「カントリーワイドは自宅を持つというアメリカンドリーム を悪用し、巨額の利益を求めて流通市場でその住宅ローン債権を売却した」との 声明を発表。借り手に対する賠償や民事制裁金の支払いに加え、こうした商慣行 の差し止めを求めている。

カントリーワイドのスポークスマン、リック・サイモン氏はコメントを求め る電話に返答していない。BOAの広報担当者もコメントしなかった。

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