GMは来月にも最大100億ドル調達か、債務増と株下落で-アナリスト

自動車最大手、米ゼネラル・モーターズ(G M)の銀行債務拡大と株価下落は、同社が有担保融資の利用や転換社債の発行 を通じて最大100億ドル(約1兆800億円)を来月にも調達する可能性がある ことを示している。複数のアナリストが25日までに指摘した。

米銀大手バンク・オブ・アメリカ(BOA)は今週、投資家に対し、GM は最大80億ドルが必要になる可能性があると指摘。米銀大手JPモルガン・チ ェースも17日、7-9月期にGMが100億ドルの資金調達を目指す可能性があ るとの見通しを示した。米大手証券リーマン・ブラザーズ・ホールディングス は、GMが今後2年間で90億ドルの調達を強いられる可能性があるとの見方を 示した。

KDPインベストメント・アドバイザーズのアナリスト、キップ・ペンニ ンマン氏は「短期的には、GMが抱える流動性の問題が解消されることになろ う」と指摘。「喫緊の問題は、同社が今後どの程度の現金を支出することにな るのか、また現在十分な流動性があるかだ」と語った。

GMは5月、同社の米工場2カ所と部品供給業者1社のストの影響で、今 年1-6月期の税引き前利益が28億ドル押し下げられると発表。資本増強の必 要が強まっている。23日には、今年北米でのピックアップトラックとスポーツ 型多目的車(SUV)の生産台数をさらに計17万台減らす計画を発表していた。

格付け会社フィッチ・レーティングスは25日、GMの信用格付けを「B」 から「B-」に1段階引き下げたと発表した。格付け見通しは「ネガティブ(弱 含み)」。「ぜい弱な」経済状況と燃料効率の良い自動車へのシフト、少なく とも2009年まで続く現金流出を、格下げ理由に挙げた。

GMの25日株価終値は、前日比38セント(2.9%)安の12.81ドル。終値 の13ドル割れは1982年2月以来で、今週2回目。年初からの騰落率はマイナ ス49%。

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