日本株は反発、輸出や金融、海運に買い-FOMC後の海外市場安定

朝方の東京株式相場は反発。25日の米連 邦公開市場委員会(FOMC)声明で利上げが示唆されず、海外株式や金融市 場が落ち着いた動きとなっていることを好感、みずほフィナンシャルグループ やソニーなど輸出関連や金融株中心に買いが先行した。海運市況高を受け、商 船三井など海運株も高い。

新光証券エクイティ情報部の三浦豊シニア・テクニカルアナリストは、 「大きなイベントを越えて米国株高となったほか、為替が小康状態であること も好感されている」と指摘した。ただし、国内独自の買い手掛かりに乏しいと して、為替動向をにらみながらの展開になりそうと予想していた。

午前9時16分時点の日経平均株価は前日比58円41銭(0.4%)高の1万 3888円33銭、TOPIXは5.40ポイント(0.4%)高の1351.48。東証1部 の売買高は概算で1億9833万株。値上がり銘柄数は921、値下がり銘柄数は 567。東証業種別33指数の騰落状況では、値上がり業種が22、値下がり業種が 11。

声明後の海外市場は安定

米連邦準備制度理事会(FRB)は25日、FOMCの定例会合を開き、 フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2%に据え置くことを決めた。 声明では、「経済成長の下振れリスクが残るものの、幾分か縮小したもようで あり、インフレとインフレ期待の上振れリスクは拡大した」とインフレへの警 戒度を高めた。ただし利上げは明確に示唆されず、日興シティグループ証券の 村嶋帰一チーフエコノミストは、「FRBは早期利上げの姿勢を明示すべき状 況、できる状況には至っていないと判断している可能性が高い」と見る。

これを受けた海外市場では、米ダウ工業株30種平均が4日ぶり小反発。 外国為替市場ではドルがユーロで下落したものの、ドル・円相場では1ドル= 107円後半の落ち着いた動きを示した。週間の米国在庫が6週間ぶりに増加し たことで、ニューヨーク原油先物相場は前日比2.45ドル(1.8%)安の1バレ ル=134.55ドルと4日ぶり反落。外部環境の安定から、保険や銀行などの金融 株、電気機器や精密機器などの輸出関連株の値上がりが目立つ。

新生銀が高い、ブリヂス大幅安

個別銘柄では、200億円を上限とする自社株買いを実施する新生銀行、08 年3-5月期連結純利益が前年同期比69%増になったようだ、と26日付の日 本経済新聞朝刊が報じたイオンモールが高い。UBS証券が目標株価を引き上 げたNTTは堅調。足元業績の好調が確認された日本電気硝子は小幅高。

半面、モルガン・スタンレー証券が目標株価を引き下げたブリヂストンが 大幅安。日雇い派遣事業を展開する子会社グッドウィルの廃業を決定したと正 式発表したグッドウィル・グループ、最大で普通株式5500株(オーバーアロ ットメントによる上限500株を含む)の売り出しを実施するイーピーエスはと もに売り気配。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE