FOMC:政策金利2%に据え置き-市場関係者らのコメント(2)

米連邦準備制度理事会(FRB)は25日、 連邦公開市場委員会(FOMC)の定例会合を開き、フェデラルファンド(F F)金利の誘導目標を2%に据え置くことを決めた。以下に市場関係者らのコメ ントをまとめる。

◎米セントルイス連銀のプール前総裁:

「まさに絶妙なエコノミストのバランスの取り方だ」

下振れリスクは減少したとのFOMC声明は「小売売上高の統計は問題ない との認識を示す。当局者は声明で、7月の議会でのより明確で広範な議論を混乱 させる恐れのある事はしたくなかった」。

「私は当局者が、新たなデータが示され、ある方向性を強く指し示すまでは 現状を維持するだろうとみている」

「それは、どちらの方向もあり得る」

「金融当局がいずれかの方向に向かう時期は、そうしたデータがどの程度予 想に沿っているかによって決まる」

◎UBSセキュリティーズのシニアエコノミスト、ジェームズ・オサリバン氏:

「声明内容はおおむね中立的だ。状況がより明確になるまで様子を見るとい う政策に沿っている」

「金融当局者は引き締めのシグナルを送る気はない。次回のFOMC会合に 向けた手の内をさらけ出すことはしないだろう」

「彼らはインフレ期待を強調した。インフレ期待が明確かつ大幅に高まった としたら、裏付けとしてそれを示さざるを得ないだろう」

◎ウェルズ・キャピタルのチーフ投資ストラテジスト、ジェームズ・ポールセン 氏:

「良い声明だ。利上げのペースを速くし過ぎるとか、早過ぎる時期に利上げ を行うといった愚かな事はしないという安心感を与えたかったのだろう。しかし その一方で、一定方向の金融政策の時期は終わったという考えがある。われわれ はリスクの均衡へと回帰しており、当局は再びデータ重視の姿勢に戻っている。 そのために彼らは金利据え置きを望んだのだ」

「私は『経済のリスクの減少』という文言が気に入っている。なぜなら、こ の文言が市場に伝えているのは、少なくとも当局は米経済が底入れしつつあると の自信を強めているということだからだ」

「リスクの均衡を十分に監視し、あるいはインフレの監視も十分に行うこと。 これは望ましいことだ」

「彼らは中立に戻った」

「少なくとも、利上げは再び議論の対象となった」

「再び景気が悪化すれば、また緩和になり得る」

◎米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスのチーフエコノミスト、 ジョン・ロンスキ氏:

FOMCの声明は「米金融当局による利上げが近づいていることを明確に示 唆してはいない」

「企業がコスト上昇分を製品価格に転嫁しようとする動きが広がるなか、コ アインフレ率が上昇する可能性は高い。しかし、企業にとってそれは容易な作業 ではない」

「所得が伸びてこない限り、消費者が広範囲にわたる物価水準の上昇を吸収 することは極めて難しい」

「エネルギー価格の高騰は、インフレリスクよりも景気リスクに大きく影響 しつつある」

◎ホイジントン・インベストメント・マネジメントのチーフエコノミスト、レー シー・ハント氏:

「米連邦準備制度は、米経済の本当の状態を見えにくくしているようだ」

「率直に言って、現在の米経済はFOMC声明の認識よりずっと悪化してい る」

国内総生産(GDP)「だけが景気の指標ではない。現在われわれが直面し ている状況では、GDPではかなり不十分だ。私は米金融当局がGDPに頼って いることにやや失望している」

◎ホランドのマイケル・ホランド会長:

「金融当局は非常に慎重に観察している」

金融当局は「念頭にある金融危機」が収束してきているかについて「現段階 ではあまり把握していない」

「米金融当局はすべての答えを持っているわけではなく、注視していくだろ う」

半年や1年前に比べ「米金融当局は極めて順調だ」「本当に自らの方法を見 出してきている」

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 城塚 愛也 Aiya Shirotsuka +81-3-3201-2482 ashirotsuka@bloomberg.net Editor: Masami Kakuta、Keiko Kambara 東京 山口裕子 Yuko Yamaguchi +81-3-3201-8984 yuyamaguchi@bloomberg.net Editor:Joji Mochida 東京 小針章子 Akiko Kobari +81-3-3201-8879 akobari@bloomberg.net 記事に関する記者への問い合わせ先: Vivien Lou Chen in San Francisco at +1-415-617-7078 or vchen1@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Chris Anstey at +1-202-624-1972 or canstey@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE