ECB総裁:連続利上げ示唆していない-あらかじめ政策言明しない

欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は 25日、連続の利上げを示唆したわけではないと発言した。ECBが将来の政策 をあらかじめ言明することはないとも述べた。

同総裁はブリュッセルの欧州議会で証言し、「インフレ期待をしっかりと抑 え込むために小幅な利上げをする可能性があると述べた」のであって、「一連の 利上げを想定していると述べたわけではない。とはいえ、ECBは政策をあら かじめ言明することは決してしない」と語った。

トリシェ総裁は5日の記者会見で、7月の政策委員会で政策金利を4.25% (現行4%)に引き上げる可能性を示唆した。市場では年内2回の利上げの観 測が高まった。

バークレイズ・キャピタルの欧州担当チーフエコノミスト、ジュリアン・ キャロー氏(ロンドン在勤)は、トリシェ総裁の発言は「2回以上の利上げの 可能性を排除するものではなかった」として、「政策委員会やそのメンバーが一 連の利上げを想定していないということは、インフレリスクが少しでも高まれ ば2回以上の利上げをするということとも受け取れる」と述べた。

トリシェ総裁は議会証言で、ユーロ圏のインフレ圧力は「最近数カ月にさ らに強まった」として、ECBは「警戒を高めた状態」にあり、「インフレ期待 をしっかりと抑え込むことを強く決意している」と表明した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE