【個別銘柄】Gウィル、鉄道、しまむら、武富士、スルガコポ、マルハ

25日の日本株市場における主な材料銘柄 の動きは以下の通り。

グッドウィル・グループ(4723):前日比13%安の6610円でストップ安 (値幅制限いっぱいの下落)比例配分。約10万1000株の売り注文を残した。 25日付の朝日新聞などは、7月末にも子会社の日雇い派遣大手グッドウィル (東京都港区)が廃業すると報じた。Gウィルは「廃業の方針を決定した事実 はない」とのコメントを発表。なお、同社は本日午後6時から報道に関して記 者会見する。日雇い関連ではフルキャスト(4848)も9.9%安の3万6500円と ストップ安比例配分。

東海旅客鉄道(JR東海)(9022):4.6%高の114万円。一時5.5%高の 115万円まで上げ、年初来高値を更新した。大和証券SMBCエクイティ・マ ーケティング部の西村由美次長によると、「夏季旅行シーズンを控えるなか、 燃料サーチャージ高騰への警戒などから、海外旅行は敬遠されがち。個人所得 の伸び悩みもあり、国内旅行へのシフトが進み、鉄道利用が増えるとの連想が 働いているもよう」。JR東日本(9020)やJR西日本(9021)なども軒並み 上げ、東証1部陸運指数は33業種の中で上昇率トップ。

しまむら(8227):7.8%安の6730円。一時9.3%安の6620円まで下落し、 3月17日に付けた52週安値に並んだ。24日公表の月次売上高では、主力 「しまむら」業態の6月度の既存店売上高が前年同期比9.4%減と落ち込んだ。 UBS証券は24日、消費減退ペースが想定以上として、投資判断を「BUY」 から「NEUTRAL」に引き下げた。

武富士(8564):7.5%安の1611円。一時8%安の1603円まで下げ、上 場来安値を更新した。UBS証券は24日、今後不良債権比率が悪化するなど とみて、目標株価を2400円から1600円に引き下げた。消費者金融関連ではア イフル(8515)が17%安の1255円まで下げ、こちらも上場来安値を更新。

スルガコーポレーション(1880): 40%安の121円でストップ安比例配分。 約1320万株の売り注文を残した。同社は24日、民事再生手続き開始を東京地 方裁判所に申し立て、受理されたと発表した。委託弁護士の逮捕などで銀行か らの新規融資が困難になり、今後の債務の支払いが正常に行えないと判断した。 東京証券取引所は同社株式を7月25日付で上場廃止にする。新興不動産関連 ではアーバンコーポレイション(8868)やゼファー(8882)が大幅安。

旭硝子(5201):1.3%高の1336円。25日付の日本経済新聞朝刊は、同社が 自動車用ガラスを値上げする方向で自動車メーカーと交渉を始めたと報じた。 同社は午前の取引終了後、重油など原燃料価格高騰を受けて自動車用ガラス製 品の値上げ交渉を開始したと発表。販売価格10%前後の引き上げで交渉する という。関連銘柄ではセントラル硝子(4044)も5.4%高の429円。

鈴丹(8193):25%高の399円とストップ高。不採算店の撤退や新規出店な どが寄与し、3―5月期の連結営業利益は前年同期比5.1倍の1億1900万円 となった。09年2月期は前期比5.5倍の6億5000万円を見込んでいる。

マルハニチロホールディングス(1334):6%安の173円。農林水産省は 25日、子会社の「神港魚類」(神戸市)が、中国産ウナギを、養殖ウナギの 生産量日本一として知られる「愛知県三河一色産」と偽って販売していたと発 表した。同省はJAS法(農林物資の規格および品質表示の適正化に関する法 律)に基づき改善を指示した。

フューチャーアーキテクト(4722):8.2%高の6万5700円とストップ高。 売上高の伸長に加え、コスト削減や財務体質の改善も寄与しており、2008年 12月期の業績予想を上方修正。連結純利益は従来計画比16%増の20億4000 万円にした。

タカキュー(8166):午後一段高となり、28%高の231円とストップ高で 終了。午後1時に発表した第1四半期(3-5月)の営業利益が前年同期から 30%増え、8月中間期予想をすでに大幅に上回った。商品の仕入れ先を物価の 高い中国からベトナムに移すなど、商品調達の見直しが奏効して利益率が向上 しており、業績上ぶれを期待した買いが殺到した。

ツルハホールディングス(3391):5.5%安の3410円と4日続落。大和総 研は24日、関東地区の収益性改善に時間を要する印象などとし、投資判断を 「アウトパフォーム」から「中立」に引き下げた。

上新電機(8173):1.5%高の817円。発行済株式総数の0.9%に相当する 50万株、金額にして5億円を上限に自社株買いを実施すると発表した。

ルネサンス(2378):2.1%高の443円。25日付の日経テレコンは、同社 がフィットネス中堅のリーヴ・スポーツ(東京・千代田)と合併することで基 本合意したと報じた。ルネサンスは取引終了後、8月1日付での合併を発表。

島精機製作所(6222):主力の大証で3%安の2930円。中国の金融引き 締めなどを背景にメーカーの設備投資が減退し、同社主力の横編み機の需要が 停滞するとみられた。7月下旬に公表される4-6月期(第1四半期)業績は 大幅な減益になるとの見方があり、安値圏でも買いが入らない。

ナチュラム(3090):8.2%安の8万3700円。午後の取引で急落。インタ ーネット総合情報サービス会社のヤフーが、大量保有していたナチュラム株式 を全株売却し、保有比率をゼロにしたことが判明。投資魅力が後退していると 受け止められた。

センコー(9069):2.4%高の428円と4日続伸。一時2.6%高の429円ま で上げ、2007年2月26日以来、約1年4カ月ぶりの高値を付けた。物流セン ター開設が奏功して量販店などの流通向け運送事業が好調に推移している。カ ザフスタン国有鉄道子会社と提携し、ユーラシア大陸を横断する国際物流ルー トを確立したため、発展著しいロシア西部向けの需要を取り込んで業績をさら に伸ばしていくと期待された。

イナリサーチ(2176):ジャスダック市場にきょう新規株式公開(IP O)。初値は30万円と公開価格(18万円)を67%上回った。その後も買い優 勢で、終値は34万5000円。IPOは約1カ月ぶり。同社は医薬品の非臨床試 験受託を手掛ける。

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