ACCES株がストップ安、ノキア携帯のOS無償化懸念-年初来安値

携帯端末向け基本ソフトウエア(OS) 開発のACCESSの株価がストップ安(値幅制限いっぱいの下落)まで売り 込まれ、年初来安値を更新。午後は同水準の4万円(16%)安の20万7000円 で売り気配が続き、結局1050株が比例配分された。なお6800株超の売り注文 を残す。携帯電話機世界最大手のフィンランドのノキアが24日、ソフト会社 大手の英シンビアンの携帯OSを、端末メーカーに無償で提供すると発表した ことから、同業のACCESの事業に悪影響が及ぶと懸念された。東証マザー ズ市場の下落率で2位。

ACCESは、国内では携帯端末向けの新プラットフォーム「ACCES S LinuxPlatform(ALP)」を活用し、NTTドコモ向け端末の2009年度 の製品化を目指し現在、複数のメーカーと共同開発を行っている。

野村証券金融経済研究所の富松陽介アナリストは25日付の投資家向けメ モで、ノキアによるシンビアンのOS無料化の発表の影響でACCES株が下 落していると指摘。一方で、今回のシンビアンの動きを踏まえても「ALP戦 略の存在意義は明確であり、将来への期待も変わらない」との見方を示した。

リテラ・クレア証券の井原翼理事・情報部長は、「個人投資家を中心にA CCESを保有する株主が、海外での携帯端末OSシェアの戦争に巻き込まれ た格好」と解説。その上で、「ノキア、アップル、グーグルなど世界的なビッ クネームが携帯端末市場で次世代に向けた覇権争いを繰り広げる中、世界的に 知名度の低いACCESにろうばい売りが出た。ただ、ノキアの事業の詳細も 明らかになっていない段階では、やや過剰な反応」と話している。

米グーグルが無償でメーカーに提供する携帯端末用ソフト「アンドロイ ド」を搭載した端末機が年内にも発売される見通しだが、ACCES広報・宣 伝部の関岡知美課長は25日、「基本的にOS無料化は時代の潮流」とした上 で、「ノキア、シンビアンの今回の携帯端末OSのビジネスが、われわれのビ ジネスモデルや収益に大きな影響を与えるとは考えていない」と強調した。

-- Editor:Shintaro Inkyo

参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: 東京 松田 潔社 Kiyotaka Matsuda +81-3-3201-8694 kmatsuda@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先:

大久保 義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net

Peter Langan +81-3-3201-7241 plangan@bloomberg.net

ニュース:JBN18 企業 NI KIGYO NI COS 日本経済 : NI JEALL NI TOPJ 日本語全記事 : NI JNEWS 全日本語 ニュース : NI JPALL 日本 : NI JAPAN アジア : NI ASIA NI TYO

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE