中国鉄鋼業界、リオを上回る値上げに反対-豪BHPとの鉄鉱石交渉

中国の鉄鋼メーカー最大手、宝鋼集団が23 日、英豪系資源大手リオ・ティントとの間で、今年度(09年3月期)分の鉄鉱 石を最大97%値上げすることで合意したのに続き、中国の鉄鋼業界は現在、世 界最大の鉱山会社、オーストラリアのBHPビリトンと価格交渉に入っている。 交渉に詳しい中国当局者1人が匿名で明らかにしたところによれば、中国側は BHPがリオとの合意を上回る値上げ幅を要求してきた場合は、拒否する方針 だ。同当局者によると、交渉は来週にも決着する可能性があるという。

BHPは24日、リオと宝鋼集団の合意について、輸送コストを考慮すると、 アジアの鉄鋼業界にとって、ブラジル産よりもオーストラリア産鉄鉱石を購入 したほうが割安だとの見解を表明した。中国は既に、ブラジルのヴァリ(旧通 称リオドセ)との間では、最大71%の値上げで合意していた。

大和証券グループのアナリスト、ヘレン・ラウ氏(上海在勤)は「BHP はおそらく宝鋼集団に妥協し、リオ並みの値上げ幅を受け入れるだろう。双方 とも長期的な利益を追求すべきだからだ」と指摘している。

鉄鉱石価格は過去6年間上昇し続けており、宝鋼集団や韓国のポスコなど の鉄鋼会社は需要拡大を追い風にして、鉄鋼製品の値上げに踏み切っている。

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