米石油生産会社:コスト急増で原油高騰の恩恵受けられず-E&Y調査

原油相場が過去最高水準にあるなか、米国 の石油生産会社のコストは増加しており、各社は原油生産や埋蔵量の減少を食 い止めるためだけに投資を増やしていることが、大手会計事務所アーンスト・ アンド・ヤング(E&Y)の調査で明らかになった。

E&Yが24日に発表したリポートによると、調査を実施した米国の石油生 産会社40社の原油とガス生産による収入は2007年に前年比12%増となったも のの、利益は4%の増加にとどまった。生産コストは20%増の337億ドル(約 3兆6000億円)、減価償却費用は25%増の307億ドルだった。

E&Yの石油・ガス事業担当責任者、マルチェラ・ドナディオ氏は、ヒュ ーストンでの調査に関するプレゼンテーションで、コストの増加は「実際に業 績に影響を与えている」と指摘。「生産コストは過去4年間、毎年2けたの伸び を示した」と述べた。

E&Yが5年間にわたって実施した調査によると、油田サービスのほか掘 削装置やドリルビットなどの機器の需要が世界的に急増していることが、石油 生産会社の利益を圧迫している。07年の新規の埋蔵地の発見・開発コストは石 油換算で1バレル当たり平均15.28ドルと、03年と比較して47%増加した。生 産コストは2倍以上に増加し、1バレル当たり11.71ドルとなった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE