米FOMC、最大リスクはインフレとの認識示唆か-きょう声明発表

米連邦公開市場委員会(FOMC)はきょう、 米経済が直面する最大のリスクとして、インフレがリセッション(景気後退)や 信用収縮に取って代わりつつあるとの認識を示すかもしれない。

原油相場は過去1年で倍増、米消費者物価指数は5月に前年同月比で4%を 上回り、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長らは金融政策変更に向 けて土台を固めている。ただ、金融機関の損失が膨らみ、信用危機が姿を消して いない現状では、金融当局はあまり積極的な姿勢を見せることには消極的だろう。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト102人を対象に実施した調査では、 全員がこの日のFOMCはフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2%で 据え置くと予想した。そうなれば、過去20年で最も速いペースでの利下げ局面 は終わりを迎える。

リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの米国担当チーフエコノミスト、 イーサン・ハリス氏は今回のFOMCについて、「成長リスクよりもインフレリ スクへ多少傾倒し、この先の利上げの可能性を示唆するかもしれない」と語る。 「ただ懸念は明確にではなく、微妙に示すだろう。身動きが取れなくなるような 声明内容にはしたくないだろう」と語った。

24日に始まったFOMCは25日の現地時間午後2時15分(日本時間26日 午前3時15分)ごろに声明を発表する予定。エコノミストらによれば、これま での利下げが米景気の成長維持を支える一方、物価上昇が緩和するには時間がか かるとの認識が示される可能性がある。

4月29、30両日開催された前回のFOMCは声明で「インフレがこの先数 四半期で減速すると予想している」としていたが、以来、ガソリン価格は13% 上昇し過去最高値を更新。向こう5年のインフレ期待も1995年以来の高水準に 達した。

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