午後の日本株はやや下げ渋る、鉄道や医薬品が堅調-消費者金融が安い

午後の東京株式相場は午前終値に比べて やや下げ渋っている。JR東日本やアステラス製薬など景気動向に左右されに くい鉄道株や医薬品株などが高く、任天堂は上げ幅を拡大させた。一方、米国 景気懸念からトヨタ自動車やソニーなど輸出関連株は引き続き安い。信用警戒 からその他金融株や不動産株の下げが目立つ。

カブドットコム証券の臼田琢美常務執行役は、「景気や企業業績の先行き が分からない上、週末にかけての米国での金融政策や経済指標などを見極めた いとして買いにくい」と述べた。鉄道株については、「直接的ではないが大型 株の環境関連」との位置付けもあると臼田氏は指摘していた。

午後1時20分時点の日経平均株価は前日比101円40銭(0.7%)安の1 万3748円16銭、TOPIXは10.53ポイント(0.8%)安の1338.66。東証1 部の売買高は概算で12億2697万株。値上がり銘柄数は512、値下がり銘柄数 は1104。午後の東証業種別33指数の騰落状況では、値上がり業種が10、値下 がり業種が23。一方、昼休み中の東証立会外では約523億円のバスケット取引 が成立した。

消費者金融が安い

消費者金融株が安い。午後も消費者金融を含むその他金融は東証1部業種 別下落率で1位となり、不動産株ととともに下げが突出している。世界的な信 用収縮懸念が根強い上、東証2部上場の建設会社であるスルガコーポレーショ ンが民事再生手続き開始の申請を行ったことで、日本の債券保証コストが上昇 している。

クレディ・スイス・グループによれば、マークイットiTraxx日本指 数は日本時間午前10時57分現在、3ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)上昇の131bp。アイフルのCDSスプレッドは40bp上げ450bp、 武富士は28bp上昇の423bp。CDSスプレッドの上昇は信用の質が劣化し たとの認識を示す。アイフルは7日続落で、続落期間中に株価が25%下落。武 富士は5日続落で、同12%下落した。両銘柄とも午前に上場来安値を更新し、 午後はさらに下値模索となっている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE