LMEのCEO:商品への投機を抑制する取り組みは「ばかげている」

ロンドン金属取引所(LME)のマーティン・ アボット最高経営責任者(CEO)は24日、商品相場は需給に基づいているため、市 場への参加を制限し投機を抑制する各国政府の取り組みは「ばかげている」との見解 を示した。LMEは銅、アルミニウムなどの金属の世界最大の取引所。

アボットCEOは同日、ニューヨークでインタビューに応じ、新興市場の需要拡 大や供給業者の投資不足により商品市場で「構造的な変化」が生まれ、相場が高騰し ていると指摘。投機筋による投資を制限する規制を強化しても相場上昇の抑制にはつ ながらず、市場の価格決定機能を阻害する可能性があるとの見方を示した。

アボットCEOは「商品市場全体で、単に取引所への投機資金の流入では説明で きない何かが発生している」と指摘。「どこの政府でも市場への参加を制限するのは 非常にばかげていると言える」と述べた。

さらに、アボットCEOは「世界中の石油業界の総意のもとに、取引を通じて相 場が決定されているのに、政治家たちの方が相場に関して良いアイデアを持っている ということがあり得るだろうか。政府が何かの適正価格を決定しようとするのはばか げている」と言明。「プラントや鉱床に投資をしなかったのだから相場が高騰してい るのは当然だ。現在起こっているのは構造的な変化だ」と述べた。

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