マルハニチロ:子会社が中国産ウナギを「愛知県一色産」と偽装(2)

農林水産省は25日、水産会社の魚秀(大阪 市)と水産最大手マルハニチロホールディングスの子会社、神港魚類(神戸市)が 中国産ウナギを養殖ウナギの生産量日本一として知られる「愛知県三河一色産」と 偽って販売していたと発表した。

農水省の調査によると、魚秀が中国産のウナギを蒲焼に加工して出荷する際、 実態のない愛知県岡崎市の架空会社を製造者とした偽のラベルを張り、神港魚類に 出荷。神港魚類も不適切な表示がされていることを認識しながら販売していたとさ れる。同省はJAS法(農林物資の規格および品質表示の適正化に関する法律)に 基づき改善を指示した。

対象商品は今年3月7日から6月14日までに販売された「愛知県三河一色産 うなぎ蒲焼」約49トン(約39万匹)。神港魚類は3月4日から4月21日にかけ て商品に添付された製造者の発行した産地証明書に基づき購入したという。社内調 査の結果、長年の取引先を信用し、原料原産地の根拠の究明・確認を怠ったことが 最大の原因だったとしている。農水省の指示を受けて、同社は不適切な行為であっ たことを深く反省して再発防止に努めると25日発表した。

この発表後、マルハニチロの株価は急落。午前は前日比14円(7.6%)安の 170円と最安値の水準で取引を終えた。

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