ヘッジファンド:07年のレバレッジ率が低下、現金保有増やす-調査

ヘッジファンドは昨年、金融市場の混乱を 受けてレバレッジ率(資産に対する借り入れ率)を低下させるとともに、資産の かなりの割合を現金で保有していたことが、調査で分かった。

米コンサルタント会社グリニッチ・アソシエーツとグローバル・カストディ アン誌がまとめた23日付のリポートによると、昨年のレバレッジ率は2.1倍 と、前年の2.3倍から下がった。グリニッチ・アソシエーツの広報担当ライア ン・ウツミ氏によると、これは資産が10億ドルのファンドが借り入れを通じて 21億ドルのポートフォリオを組んだことを示す。

リポートによると、昨年の米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ロ ーン市場の崩壊やそれに続く信用収縮に伴い、ヘッジファンドは現金保有を「か なりの」水準に引き上げた。比較可能なデータは示していない。

調査によると、今年の年初時点で世界のヘッジファンドの現金保有比率は 15%だった。同比率は債券ファンドでは17%、株式ファンドでは14%となっ ている。

また昨年の運用成績がプラス10%以上だったファンドの割合は52%で、前 年の62%から減った。マイナスだったファンドは9%(前年は5%)に増加し た。

調査は北米、欧州、アジア太平洋地域のヘッジファンド1688本を対象に昨 年12月から今年1月にかけて実施した。

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