米FOMC声明は8月の利上げ観測を抑制する内容か-RBS・山本氏

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド のヘッド・オブ・FXストラテジー・ジャパンの山本雅文氏は25日、ブルーム バーグ・ニュースとのインタビューで、この日の米国時間に発表される米連邦 公開市場委員会(FOMC)の声明文について、景気判断は従来の見解が踏襲 され、インフレ警戒姿勢が強まる可能性があるとして、ドルの買い戻しにつな がる展開を予想。ただ、8月の次回会合での利上げ期待は抑制される内容にと どまるとみている。コメントの詳細は以下の通り。

FOMC声明について:

「毎月のデータに大きく振られるということもないと思うので、景気判断 のベースラインとしては、ダウンサイドリスクが大きく低下したという見解が 維持されると思う。急にまたダウンサイドリスクが高まったと言うことは難し い」

「基本的には景気の判断はそんなに変わらず、インフレリスクの高まりを 示して、警戒姿勢を若干強めるとみられる」

FOMC後の相場展開について:

「マーケットの反応としては、利上げの織り込みも低下してきた感じがあ るので、ひょっとするといったんドル買い戻しのような感じになる可能性もあ り、108円台半ばまでのドル上昇もあり得る」

一方で、「景気とインフレの判断のバランスとして、そんなにインフレ警 戒が強まらない内容となれば、ハト派的な内容と受け取られる可能性があり、 ドルが売られるものの、下値は107円程度にとどまる」

利上げ時期について:

「一番強いケースとしては、リスクバランスでインフレ警戒に軸足を置く となれば、8月利上げの可能性も排さないような感じの声明文になる」

「ただし、インフレ警戒に関しては8月の利上げを織り込むほどの強い姿 勢にはならない。単にインフレに関する状況説明の部分でトーンを強めにする にとどまるとみている」

「8月利上げの可能性を全く排除するわけではないと思われるが、基本的 にはまだ8月利上げがどうしても必要だと思っているような感じではない」

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