Fアキテク株は高値更新、流通向けコンサルが好調-今期収益最高に

IT(情報技術)コンサルティングを手掛 けるフューチャーアーキテクトの株価が大幅続伸。流通・サービス業向けを中心 にITコンサル事業などが伸びており、今期(2008年12月期)の業績予想を上 方修正した。売上高、利益水準ともに過去最高となる見通しで、良好な収益環境 を評価した買いが膨らんだ。ストップ高(値幅制限の上限)に当たる前日比 5000円(8.2%)高の6万5700円まで買われ、年初来高値を約1カ月ぶりに更 新した。午前終値は5.3%高の6万3900円。

Fアキテクは24日の取引終了後に、08年6月中間期と12月通期の業績予 想を増額修正した。通期の連結業績は、売上高が前期比12%増の280億円(従 来予想は266億円)、営業利益は同17%増の35億5000万円(同35億円)、純 利益は同61%増の20億4000万円(17億6000万円)を見込む。主力のITコン サル事業で、流通・サービス業向けの大型案件が開発フェーズに入ったことに伴 い本格的に寄与するほか、製造業向けも伸びる。コスト削減や財務改善により利 益率も上昇する。

オープン型へのシフトが追い風に、金融向けは苦戦

経営企画本部IR担当の池内路雄氏によると、「従来はメインフレーム型の ITシステムを採用していた企業が、低コストでソフトウエアなどを柔軟に採用 できるオープン型へとシフトする動きが加速しており、創業以来オープン系に特 化してきた弊社には追い風の環境」という。

ITコンサル事業は、小売や物流部門を中心に流通・サービス業向けが好調、 製造業向けも順調に伸びている一方、金融業向け案件は苦戦。「米サブプライム (信用力の低い個人向け)住宅ローン問題の余波で、顧客の国内金融機関が戦略 コンサルへの投資に慎重になっており、受注案件の先送りも目立つ」と、池内氏 は話している。

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