短期市場:現先オペ0.61%、月末・初コールは0.75%気配-レポ上昇注視

午前の短期金融市場で、日本銀行が実施し た月末越えの国債買い現先オペの最低落札金利は0.61%に小幅低下した。コー ル市場では月末・月初物(6月30日-7月1日)の気配値が0.75%付近で推移 しており、レポ(現金担保付債券貸借)金利の上昇度合いを見極める展開だ。

午前9時30分に通知された国債買い現先オペ8000億円(6月27日-7月 4日)の最低金利は、前回(6月26日-7月1日)より1ベーシスポイント低 下の0.61%。平均金利は1.4ベーシス低い0.618%となった。応札倍率は3.19 倍と前回(3.32倍)を下回った。

現先オペの金利は高止まりしている状態で、月末越えの資金手当ての需要は 根強い。足元ではレポが0.58-0.59%程度で推移しているが、午後から取引が 本格化する月末・月初物は日銀補完貸付(ロンバート型貸出)の適用金利

0.75%付近まで上昇する可能性がある。

無担保コールの月末・月初物は、外銀の調達希望0.75%に対して、同水準 の運用希望も見られるが、取引成立には至っていないもよう。1週間物は外銀や 証券が0.70%で調達。大手銀行も含めて0.65-0.69%程度に調達希望が集まっ ているもようだ。

月末越えの取引について、金融機関によって資金確保に差も指摘され、1週 間物の金利は上下交錯している。需要の中心となる月末・月初物は上昇圧力が強 いとみられ、月末が発行日となる政府短期証券(FB)3カ月物の入札結果も注 目されている。

翌日物0.51%付近

無担保コール翌日物は0.51%付近が取引の中心。24日の加重平均0.510% に対して、国内銀行の調達が0.50-0.505%、外銀は0.51-0.515%となってい る。準備預金は5兆6000億円程度と資金需給に余裕があるが、月末に向けて積 みを進める需要も底堅い。

朝の定例調節が見送られ、準備預金(除くゆうちょ銀)は4000億円増の5 兆6000億円程度。残り要積立額(1日平均4兆5400億円)と積み終了先から推 計した中立水準は4兆8000億円程度で、余裕幅が大きい。準備預金の積みの進 ちょく率かい離幅はプラス4.5まで拡大している。

金利先物は堅調

ユーロ円金利先物相場は堅調(金利は低下)。米国で6月の消費者信頼感指 数が約16年ぶりの水準まで落ち込んだほか、4月の住宅価格指数の低下幅が過 去最大となるなど、景気懸念から利上げ観測が後退。国内でも一部企業の経営破 たんなどから信用不安があり、株安・金利低下の展開となっている。

中心限月2009年3月物は前日比0.025ポイント高い98.925で取引を始め、 一時98.940まで上昇。98.930-98.935を中心に推移している。2年スワップは

1.27-1.28%程度と、前日のレンジ1.29-1.31%を下回っている。

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