象印株が底堅い、円高で原価率低減-中間営業益は計画を4割上回る

炊飯器などキッチン用品が主力の象印マホ ービン株が堅調。円高で輸入条件が好転、想定より原価率が良くなったとして、 24日付で2008年5月中間期と11月通期の営業利益予想を増額した。通期予想 は保守的に見積もっており、さらなる上乗せもあり得るとの見方が広がった。

株価は朝方に前日基準値比10円(3.4%)高の305円まで買われた。午前終 値は前日比5円(1.7%)安の290円。出来高は既に4万2000株と、6月2日 から24日までの終日出来高の平均(6500株)の6.5倍に膨らんだ。

象印の中間期連結営業利益は前年同期比6.3%増の20億円になったもよう で、26%の減益予想が一転して増益になった。1ドル=115円を前提に業績予想 を組んでいたが、中間期の平均レートは1ドル=107円83銭で、2億円の原価 改善効果が働いた。このほか「日本での諸経費圧縮に加え、海外子会社で販売 管理費を絞った結果、4億数千万円のコスト削減が実現した」(同社広報グル ープの西野尚至氏)。

下半期の原材料市況が不透明だとして、11月通期の営業利益目標は前期比

9.9%増の22億円と、前回予想から1億円(4.8%)の増額にとどめた。1株利 益(EPS)予想は19円22銭。

高級炊飯ジャーのヒットが一巡し、業界全体で見た炊飯ジャー商品の売上 高は前年同期比1割減で推移しているが、「10万円を超える当社の圧力IH炊 飯ジャーを買い求める向きがあり、裾野を広げているイメージ」(西野氏)と いう。炊飯ジャーの売れ筋商品の価格帯は2万-3万円と言われてきたが、昨 年来の高機能・高価格商品のヒットで、今年は中心価格帯が上がる見込み。

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