武富士、アイフル株が一時上場来安値―不良債権比率の上昇を懸念

消費者金融の武富士とアイフルが午前の 取引で一時上場来安値を更新した。高水準の不良債権比率に対する懸念が浮上 している。銀行と提携しているプロミスやアコムも小安いが下げ幅は限定的で 対照的となっている。

武富士とアイフルの株価は朝方から安値を探る展開で、東京証券取引所で の取引開始から1時間も経たないうちに上場来の安値を付けた。アイフルは一 時、前日比225円(15%)安の1285円、武富士は同118円(6.8%)安の1624 円を付けた。一方、プロミスとアコムは2%台の下げ幅にとどまっている。

アイフルの不良債権問題について、リーマン・ブラザーズ証券のウォルタ ー・オルトへアーアナリストは23日付のリポートで「アイフルの正常債権 (利払いや元本返済が行われている債権)は同社自身の借り入れをはるかに上 回るペースで縮小している」と指摘、「アイフル本体の債務残高を100とする なら本体の正常債権残高は78しかなく、単体ベースでみればアイフルの債務 返済能力には疑問符が付くのではないか」との見方を示している。

一方、アイフルIR室の井藤友正氏は「当社はしっかりと情報開示してい る。リポートが多岐に渡るので、アナリストに対してしっかり説明していきた い。場合によっては抗議することも検討する」と述べた上で、「破産状態には ない。資金調達も問題ない」と語った。

武富士については、UBS証券が25日付のリポートで「不良債権比率が 20%をやや下回る高水準で推移しており、さらに上昇すると予想している」と 指摘。目標株価を従来の2400円から1600円に引き下げた。

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