EU・OPECエネルギー対話、投機家犯人説と増産要求で物別れ

ブリュッセルで24日開催された石油 輸出国機構(OPEC)と欧州連合(EU)のエネルギー対話は、原油相場高 騰が投機家によるものだと主張する産油国側と増産を求める消費国側の間で意 見が割れた。

OPECのバドリ事務局長は、サウジの増産について他の加盟国による 追随はないと指摘。「市場は現在、投機家によってハイジャックされている」 状況だとした上で、「供給不足の状態にはない」との認識を示した。EUとO PEC双方は会合終了後の共同声明で、金融市場が原油の値決めに与える影響 についてさらに調査を進めることで合意したことを明らかにした。

EUの行政執行機関、欧州委員会のピエバルグス委員(エネルギー担 当)は、投機家犯人説には納得していないとするとともに、生産上限はもはや 必要ないと語り、OPECに対し生産枠撤廃を呼び掛けた。

サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は22日、7月の増産計画を 発表すると同時に、市場が必要とすれば一段の供給拡大を行う意向を示した。 これに対しバドリ事務局長は、市場における原油供給は「十分」だとし、サウ ジ以外のOPEC加盟国による増産計画はないと語った。

OPECの次回定例総会は9月9日にウィーンで開催。OPECのヘリ ル議長(アルジェリア・エネルギー鉱業相)は、12月17日に同国の首都ア ルジェで臨時総会を開くことを明らかにしている。

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