しまむら株が急落し52週安値に並ぶ、6月も販売低調-UBS証格下げ

衣料専門店チェーンのしまむらの株価が5 営業日続落。一時は前日比680円(9.3%)安の6620円まで売り込まれ、3月 17日に付けた52週安値に並んだ。24日公表の月次売上高で、6月も販売が低 迷していることが明らかになった。外部環境の悪化スピードが想定を上回り、 同社の強みが発揮できないとの声も出て、売り注文が膨らんだ。

しまむらが24日の取引終了後に公表した月次売上高状況によると、主力「し まむら」業態の6月度の既存店売上高は前年同期比9.4%減と落ち込んだ。若者 向けの「アベイル」業態は同9.6%減。3-6月の4カ月累計では、しまむらが 前年同期比5.8%減、アベイルが同5.0%減となった。

UBS証券は24日付でしまむら株の投資判断を「買い」から「中立」に1 段階引き下げた。目標株価も1万1800円から7400円に変更している。担当ア ナリストの山手剛人氏は投資家向けリポートで「不況下でこそ同社の価格競争 力が発揮されるとみてきたが、既存の主要顧客である低所得層の支出減退が想 定以上に深刻になってきた」と記述、自社努力を続けても「環境悪化を覆すに 至るかは不透明」(山手氏)との見方だ。

同証券では、09年2月期のしまむら業態の既存店売上高が前期比4.5%減 (従来のUBS予想はプラスマイナスゼロ、会社計画1.0%増)、アベイルが同

5.0%減(同プラスマイナスゼロ、同2.3%増)になると試算したうえで、連結営 業利益予想を381億円から前期比7%減の327億円に引き下げた。

しまむら・企画室の尾方範士氏は、外部環境の悪化を受けて販売てこ入れ を図っていると語る。「お値打ち商品をチラシで紹介すると共に、売り場も分 かりやすいようにつくり直す計画だ。こういう時代だからこそ、お値打ち感を アピールしていきたい」と述べていた。

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