欧州ミタルのミタルCEO:世界は数十年ぶりの鉄鋼不足に直面

鉄鋼最大手、欧州のアルセロール・ミタル のラクシュミ・ミタル最高経営責任者(CEO)は24日、世界は数十年ぶりの 鉄鋼不足に直面している可能性があるとの見解を示した。需要の伸びが加速し ていることや、鉄鋼価格が割安だった時期の投資不足を理由として挙げた。

ミタルCEOは同日、ニューヨークでインタビューに応じ、「供給は不足し ている。鉄鋼メーカーはどこもフル操業の状態だ。われわれは、数十年ぶりに 鉄鋼が不足する可能性に直面している」と語った。

米業界誌パーチェシングが5月30日に報じたところによると、指標となる 熱延鋼板の価格は5月に米国で1トン当たり平均1020ドルとなり、4月時点の 850ドルから上昇した。価格は1月以降、76%高騰し、前年同期比では約86% 高い水準となっている。

ミタルCEOは、鉄鋼価格が「高騰したり下落したりする変動率の高い時 代」は過去のものとなったと述べ、鉄鋼のユーザー業界は「新たな現実や価格 環境に適応する必要があるだろう」との見方を示した。

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