債券相場は上昇、米債高・株安を受け買い-10年債は1カ月ぶり低水準

債券相場は上昇(利回りは低下)。前日の米 国市場で、指標の悪化を受けて株安・債券高となった地合いを継続。日経平均 株価も小幅続落で始まっており、円債市場では買いが先行している。新発10年 債利回りは1.665%と約1カ月ぶりの水準まで低下している。

DIAMアセットマネジメントのエグゼクティブファンドマネジャー、山 崎信人氏は、「米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表がある。海外金利 の低下を受けて始まった後は、取引手控えとなり、ポジション(持ち高)調整 の動きになる」とみていた。

東京先物市場で中心限月9月物は、前日比32銭高の134円47銭で寄り付 いた。その後も134円台半ばで堅調に推移している。午前9時27分現在の9月 物売買高は7231億円程度。

現物債市場で新発10年物の293回債利回りは、前日比3ベーシスポイント (bp)低い1.675%で取引を開始した。その後も緩やかに水準を切り下げ、午前9 時25分前後からは4bp低い1.665%と、5月22日以来の低い水準で取引され ている。

リーマン・ブラザーズ証券チーフJGBストラテジストの山下周氏は、「米 FOMC前というタイミングだが、米債高を受けて戻りを試す展開になると予 想。「5年債利回りの1.2%台、10年債の1.6%台での買いニーズが問題だが、 レベル感で相場が動いていなかっただけに、戻りの障害にはならない」との見 方だ。

日経平均株価は続落。前日比28円78銭安の1万3820円78銭で寄り付い た。その後は100円を超す下げ幅となっている。

米市場は株安・債券高-消費者信頼感指数が低下

24日の米国債相場は上昇。2年債利回りは大幅低下した。6月の消費者信 頼感指数が92年2月以来の最低水準に低下したことや4月の住宅価格の下落が 示されたことから、米利上げ見通しが後退した。一方、米株式相場は3カ月ぶ り安値に下落した。

午後に実施された財務省の2年債入札(300億ドル規模)でここ8カ月間で 最高の需要がみられたことを受けて、2年債は上値を伸ばした。FOMC定例 会合は25日に結果を発表。金利先物相場の動向は政策金利据え置き予想を示し ている。

BGキャンター・マーケット・データによると、2年債利回りは前日比10bp 低下して2.83%。10年債利回りは7bp低下し4.1%。

--共同取材:池田祐美、吉川淳子、吉田尚史 Editor:Hidenori Yamanaka,Tetsuzo Ushiroyama

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