ファニーメイとフレディマックの権利拡大、米住宅市場回復に役立たず

米住宅金融大手のファニーメイ(連邦住宅抵 当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)に住宅ローンの購入拡大が 認められてから3カ月たつが、両社は米金融当局や議会の批判的な向きが予想し ていた通りのことを行っている。

フレディマックとファニーメイは議会から初めてジャンボ(大口)住宅ロー ンの購入を認められたが、提出資料によれば両社はその権利を利用せず、代わり に自社の住宅ローン担保証券(MBS)を買い入れ、損失削減の助けとしている。 全米抵当貸付銀行協会(MBA)によれば、41万7000ドル(約4500万円)を 超えるジャンボローンは昨年、米市場全体のほぼ3分の1を占めた。

ニュースレター、インサイド・モーゲージ・ファイナンスによれば、住宅ロ ーン購入拡大が認められた3月以降、ファニーメイは2400万ドル相当、フレデ ィマックは2億2000万ドル相当のジャンボローンをそれぞれ証券化している。 一方で提出資料によれば、両社は4月、自社の商品購入に計324億ドル余りを費 やした。

ファニーメイとフレディマックへの批判を続けているリチャード・ベーカー 元米下院議員は、「両社の権利は低迷する住宅市場の回復を支えるために拡大さ れたのだが、まだ自らの立ち直りを重視しているように見える」と述べた。

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