ドコモ:携帯OSシンビアン「無償化」で開発組織-ノキアなどと(2)

国内携帯最大手のNTTドコモは24日、携帯 電話用の基本ソフト(OS)と共通の基盤ソフト(プラットフォーム)を開発する 非営利団体「シンビアン・ファウンデーション」に設立メンバーとして参加すると 発表した。同団体は、携帯世界最大手であるフィンランドのノキアがOSメーカー の英シンビアンを完全子会社化するのに伴って設立される。

シンビアンは、端末へのOS搭載件数に応じメーカーから使用料を徴収する事 業モデルを転換、同団体が来年前半に活動を開始した後は、加盟企業が無償でOS と共通プラットフォームを使えるようになる。ドコモの参加も端末開発の費用抑制 と期間短縮が狙い。

携帯OSでは無償ソフトのリナックスが勢力を拡大、昨秋には米グーグルが無 償の公開ソフト「アンドロイド」を発表するなど競争が激化している。永田清人ド コモ執行役員は24日の記者説明で、シンビアンの今回の動きは、アンドロイドな どが進める無償化の流れに沿ったものだ、とコメントした。ドコモは4月に、リナ ックスとも同様の関係を構築していた。

ドコモはノキア、米モトローラ、英ソニー・エリクソンの3社とともに、同団 体の設立メンバーとして参加、中核的な技術資産を提供する一方、共同開発する技 術を活用する。ほかに韓国サムスン電子や米AT&T、英ボーダフォンなど計10 社が主要メンバー。日本からは富士通もソフト技術を提供する。

永田氏は、無償化により国内外を問わずシンビアン端末にドコモが開発した ソフトを載せやすくなると利点を強調。シンビアンは日本国内では、富士通やソ ニー・エリクソンに加え、最大手メーカーのシャープも採用している。ソフト浸 透に伴いサービス収入増が期待できる。

NTTドコモの24日終値は前日比1000円(0.7%)安の15万3000円。

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