日山村硝子社長:ガラスびん再値上げへ、今期後半に-原油価格高騰で

ガラスびん国内最大手の日本山村硝子(兵庫 県西宮市)の山村幸治社長は24日放映のブルームバーグテレビジョンで、原油高 などが想定以上に進んでいるため今後、ガラスびんやペットボトルなどの再値上 げを実施することを明らかにした。そのほか事業環境やアジア戦略などについて 語った。主なやりとりは以下の通り。

今期(2009年3月期)業績の見通しは。

「物流関連事業やニューガラス事業などで売り上げはできるだけ積み重ねて いくが、利益に関しては原油価格の高騰などがガラス、プラスチックの製造費用 に重くのしかかっている。ガラスびんは価格改定も考えているが、減益を見込ま ざるをえない」

ガラスびんの国内需要動向は。

「残念ながら右肩下がりが続いている。環境意識の高まり、リサイクル、資 源の問題、食の安全・安心の流れなどを受ける形で、業界を挙げて需要増を考え ていきたい」

価格転嫁は順調か。

「今年度は8億円ほど値上げの効果を見込んでいる。年間で契約するので今 年度はこれで一応決着した。ただ、当初予定よりも原油価格が上がっているので、 今年度後半からもう1度値上げをお願いしなければならない感じだ」

「プラスチック事業でも原油高、ナフサ価格などが予想以上。大変厳しいた め、少し価格転嫁を考えているところだ」

海外・アジアでの事業展開は。

「中国・上海に全額出資の子会社を設立した。中国から安価な機械部品を輸 入し、国内ガラスびん事業のコストダウンを図る。スタートしたばかりなので、 今下半期から効いてくる。初年度は売り上げ5000万円くらいを計画している」

「フィリピンのサンミゲルとは長い付き合いだが、このほど株式を取得した サンミゲル社の子会社はガラスびんだけでなく、ペットボトル、アルミキャップ、 段ボールなどの包装用品を5カ国、26工場で生産している。国内の食品・飲料メ ーカーも相次いで海外に進出しており、そうしたメーカーとの取引につなげたい。 今回の投資でアジアでの足掛かりを一気に築くことができる」

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