08年の商業用不動産投資:30%減へ、資金コストや値下がりで-DTZ

ロンドンの不動産ブローカー、DTZグル ープは、2008年の商業用不動産投資が全世界で前年比30%減少するとの見通し を発表した。資金調達コストの上昇と欧米での値下がりが投資を抑制するとみ られている。

同社が24日までに公表したリポートによると、今年の投資額は5000億ド ル(約54兆円)と、07年の約7000億ドルから減少する見込み。賃貸市場の伸 び悩み見通しが英米への投資を手控えさせるほか、欧州の不動産価格は一段と 下落すると見込まれている。

DTZはリポートで、「資金流入の伸びはさらに大幅に鈍化するだろう」 と予想。「7-12月(下期)には比較的緩やかな回復があるかもしれない」と 付け加えている。

DTZは投資家180人を対象に3、4月に調査した。不動産への資金配分 を増やすとの回答は62%と、前年調査の78%から減少した。欧州とアジア太平 洋地域の投資家は米投資家に比べ楽観的。米国では不動産投資を増やす計画を 示したのは半数以下だったという。

アジア太平洋地域への投資を増やす方針を示したのは56%。中国やベトナ ム、インドネシアの人気が高い。米国の投資家は欧州への投資を減らしアジア 太平洋地域を増やす考え。欧州の年金基金は最大30%をアジア太平洋地域の不 動産に投資する計画だという。

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