アジアの不動産向け資金コスト、高い状況が続く-クレディ・スイス

スイスの銀行クレディ・スイス・グループによ れば、アジアの不動産向け資金コストは向こう1年、高い状況が続きそうだ。同 コストは過去1年で最大700ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し たという。

同行の不動産ファイナンス責任者サミール・ナヤル氏によれば、同コストは 中国とインドでこれまでに500-700bp、他のアジア市場では最大300bpそれ ぞれ上昇した。同氏は24日のインタビューで、「向こう半年から1年をみると、 資金コストが大きく低下するとは予想しない。投資家は静観して様子を見守る姿 勢だ」と語った。

米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン市場の崩壊で、金融機 関は巨額の評価損や貸倒損失を計上。世界の不動産向け融資は枯渇している。

ナヤル氏は資金コスト上昇が「決定的に相場を鈍化させた。昨年ほど多くの 取引は行われていない」と語った。一方で、価格が急速かつ過剰に上昇したイン ドや中国では、信用逼迫(ひっぱく)は必要だったとも指摘。同氏はまた、ベト ナムなどでのインフレにも懸念を示した。

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