全銀協会長:中小企業向け貸し渋り「行っているつもりさらさらない」

全国銀行協会の杉山清次会長(みずほ銀行頭取) は24日午後の都内での定例会見で、メガバンクが中小企業向け融資の一部を引き 揚げていると指摘されていることに関連し、「貸し渋り、貸しはがしを行っているつもり はさらさらなく、心外だ」と反論した。

杉山会長は経済環境の悪化を受けて、「中小企業の資金需要自体が盛り上がっ ていない」と指摘、「適切なリスク管理の下、適切にリスクを取る」姿勢が重要と述べ た。その上で、顧客に対し、銀行側が「少し厳しめな意見を申し上げざるを得ない」と 語った。

この問題では、17日に渡辺喜美金融相が中小企業向け融資を金融機関が厳格 化、抑制していると指摘。18日には全国地方銀行協会の小川是会長が、大手行が 地方で中小向け融資を引き揚げる動きがあると語っていた。

一方、米国で端を発したサブプライム(信用力の低い個人向け)ローン問題につい て杉山会長は、完全に収束していないと指摘。同問題で苦しむ海外金融機関への出 資について、「邦銀のチャンスかどうか、必ずしもはっきり申し上げられる状況にな い」と述べるにとどめ、評価は個別行の判断との認識を示した。

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