北川精や特殊電極株がストップ高、太陽光関連株として個人の買い集中

太陽電池パネル素材の受託加工を手掛ける 北川精機、家庭用新型電池部品の特許出願を行った特殊電極の株価がともにス トップ高(制限値幅いっぱいの上げ)を付けた。国をあげて住宅用の太陽光発 電システムの普及を急ぐ方針が示されたため、値動きの良い関連銘柄に個人投 資家とみられる資金が還流した。

岩井証券イワイリサーチセンター長の有沢正一氏は「海外からの投資資金 流入が細り、国際優良株や銀行株が軟調となる中、個人投資家が欲求不満解消 のため、超短期と割り切って材料株に集まったようだ」と分析、古河電池など が息の長いラリーとなったのと比べると、「関連銘柄が横に広がった分、個別 銘柄の資金回転は速い」と述べている。

午後2時25分現在の株価は、特殊電極が前日比80円(22%)高の440円 とストップ高のまま、北川精機は同51円(8.0%)高の690円。ブルームバー グの出来高急増ランキングでは北川精が12位、特殊電極が26位になっている。

経済産業省は24日、補助金や優遇税制を設けて住宅用の太陽光発電システ ムの費用を今後3-5年間で半額に落とし、設置費用を100万円程度にする目 標を盛り込んだ新エネルギー政策を発表した。福田康夫首相が9日に提示した 地球温暖化対策(福田ビジョン)に沿った内容で、2030年までに太陽光発電の 導入量を現状の40倍に引き上げるとしている。

野村証券金融経済研究所が24日にまとめた投資家向けリポートによると、 「日本では住宅メーカーの創意工夫で、光熱費ゼロ住宅では13年で太陽光発電 システムの初期投資回収が可能となっている」(和田木哲哉、片山栄一氏)。 政府の補助金で投資回収期間が大幅に短縮されれば、太陽光発電システムの普 及が一気に進む可能性がある。

同証では、太陽電池製造装置メーカーの昭和真空、芝浦メカトロニクス、 アルバック、東京エレクトロン、日立ハイテクノロジーズなどが業績を伸ばす と紹介している。

-- Editor:Makiko Asai

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