午後の日本株:鉄鋼や金融一角安い、資源堅調-米金融政策待ち見送り

午後の東京株式相場は、TOPIXと日 経平均株価がともに前日終値を挟んで小動き。原材料価格の上昇を通じた収益 圧迫懸念が広がっている鉄鋼株が安く、アイフルやオリックス、三井住友フィ ナンシャルグループなど金融株の一角も売られている。アナリストの格下げを 受けたダイエー、月次売り上げが低調だった西松屋チェーンなど一部小売株も 軟調。半面、海外原油価格の上昇を受けて利益上積みへの期待が出やすく、鉱 業や大手商社など資源関連銘柄は高い。

午後1時25分現在、日経平均株価は前日比35円78銭(0.3%)安の1万 3821円69銭、TOPIXは同1.48ポイント(0.1%)安の1346.45。東証1 部の出来高は概算で10億4815万株。値上がり銘柄数は733、値下がり銘柄数 は837。変わらず155。一方、昼休み中の東証立会外取引では約288億円のバ スケット取引が成立した。売買高は、前日同時点の水準を7%強下回る。

SMBCフレンド証券の東秀昭エクイティストラテジストは、「米国株式 市場の流れがつかみにくい。日本では景気後退懸念もあるため、迷いの相場と なっている」と指摘。米国ではきょうから25日まで、金融政策の方向性を決 定する連邦公開市場委員会(FOMC)が開催予定で、積極的な売買を手掛け にくい状況にもあるという。

トヨタが続落

外国為替市場のドル・円相場が1ドル=108円台まで円安・ドル高方向に 振れ、ホンダやキヤノンなど輸出関連株の上昇が目立つ中、トヨタ自動車は安 い。愛知県豊田市の本社で開いた定時株主総会で、トヨタの浦西徳一副社長が 株主からの質問に答え、264万台としていた2008年の米国での販売目標の達成 が難しくなったとの見通しを示した。

このほか、ゼファーやフージャスコーポレーションなど新興不動産株の一 角、直近の急騰が目立っていた東洋精糖、FDKなど砂糖、電池といった中低 位のテーマ関連銘柄も売り優勢。

これに対し、足元の業績堅調が確認されているウェザーニューズや東建コ ーポレーションが個別に買われている。浅沼組や植木組、巴コーポレーション など低位建設株が東証1部の上昇率上位。

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