債券相場は堅調、株安や2年入札無難で買い戻し-10年は一時1.7%割れ

債券相場は堅調(利回りは低下)。日経平均 株価が続落していることや、午後零時45分に発表された2年利付国債の入札結 果が無難となったことを受けて、買い戻しが優勢の展開となっている。新発10 年債利回りは一時、約3週間ぶりに節目の1.7%を割り込んだ。

財務省がこの日実施した表面利率0.9%の2年債(270回債)の入札結果に よると、最低落札価格は100円5銭となり、市場予想の100円5銭5厘を若干 下回った。平均落札価格は100円6銭2厘で、最低と平均価格との差である「テ ール」は1銭2厘となり、前回の1銭9厘から縮小。応札倍率は2.47倍となり、 前回債の3.21倍から低下した。

岡三証券経済調査部の坂東明継シニアエコノミストは、「最低落札価格がほ ぼ市場予想通りで、無難な結果に終わった。先週末から相場の地合いも回復基 調にある」と説明した。

東京先物市場の中心限月9月物は、前日比5銭高の134円5銭で取引開始。 直後に売りが優勢となると、午前9時半前後には19銭安の133円81銭まで下 落した。しかし、その後は買い戻しが優勢になり、プラスに転じた。午後に入 ると一段高となり、一時は40銭高い134円40銭まで上昇。その後は134円20 銭付近で取引されている。9月物の売買高は午後1時32分時点で2兆3439億 円程度。

現物債市場で現物債市場で新発10年物の293回債利回りは、前日比1ベー シスポイント(bp)高い1.72%で取引を開始。いったんは1.725%に上昇した が、その後は水準を切り下げる展開。午後の取引開始後には3日以来となる

1.7%割れとなり、一時は2bp低い1.69%まで下げて、およそ1カ月ぶりの低 い水準をつけた。その後は1.700%付近で取引されている。

日経平均株価は小幅続落。午後1時35分現在で前日比44円29銭安の1万 3813円18銭で取引されている。

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