大和証G:サイゴン証と資本・業務提携、保有株式10%に引き上げ(3)

国内証券第2位の大和証券グループ本社は、 ベトナム最大手のサイゴン証券の株式保有比率を10%へ引き上げることを目指 す。資本業務提携を強化し、ベトナムなどアジアでのビジネスを拡大する考え。 大和証Gは昨年7月にサイゴン証の株式を1.25%取得していた。

24日付の発表資料によると、大和証Gとサイゴン証は互いに最優先パート ナーとなることで、長期的な経済成長が予想されるベトナムでの事業拡大を目指 す。4月には傘下の大和SMBCから金村昭彦執行役員をサイゴン証の役員とし て派遣し、関係強化を図ってきた。サイゴン証は99年設立のベトナムで初の証 券会社。従業員数は約400人。

大和証Gはアジア地域の営業収益目標(年間)を5年後に8倍の1000億円 へ拡大する計画で、ベトナムのハノイやフィリピンのマニラなどに拠点を開設。 23日には中国の未公開企業などに投資するプライベートエクイティファンドに 1億ドル出資することを決めている。中国やインドなどアジアでの収益拡大では、 競合する野村ホールディングスなど日本の金融機関が拠点拡大を進めている。

大和証Gの清田瞭会長は4月のブルームバーグ・ニュースとのインタビュー で、サイゴン証への出資比率の引き上げや業務提携の強化について検討を進めて いるとし、ベトナムで国営企業の民営化やIPO(株式の新規公開)案件などの 獲得を目指すとしていた。

この日の大和証Gの株価は下落で始まったが、東京時間午前10時過ぎごろ から上昇基調を強め、午前の取引では前日比15円(1.5%)高の1041円で終了 した。午後零時35分現在の株価は14円(1.4%)高の1040円。ホーチミン証券 取引所で取引されているサイゴン証の株価は800ドン(2.9%)高の2万8600ド ン。

--共同取材 東京 日向貴彦 Editor:Hidekiyo Sakihama、Kenshiro Okimoto

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