古河電工株が反発、子会社の法人税還付金が予想外に増加―純利益増額

古河電気工業の株価が反発。海外子会社が 納めていた法人税の還付金が円安の進行などで予想以上に膨らんだため、2009 年3月期に特別利益を計上すると発表した。新しい純利益予想が市場予想を大 幅に上回ったうえ、利益と比較した株価の割安度も高まり、買い進まれている ようだ。

午前の株価終値は前日比32円(6.8%)高の502円。500円の大台回復は07 年11月以来のこと。

同社は23日、09年3月期の業績予想を上方修正すると発表した。同社IR・ 広報ユニットの福本雅彦氏によると、カナダの資産管理子会社が納めた法人税 の過払い金の還付が当初見通しを上回り、111億円に膨らんだ。円安の進行で為 替レートが有利になったことも寄与した。当初は80億円の特別利益を見込んで いたため、差額の31億円を上乗せした241億円を新しい連結純利益予想にした。

ブルームバーグ・データによると、証券系アナリスト11人の今期連結純利 益の予想平均値は211億円。会社側の新予想は予想最高値の233億円をも上回 る。なお会社側は連結売上高の1兆2100億円、営業利益460億円という従来予 想を据え置いた。

東海東京調査センターの高野芳行アナリストは、「業績予想の上方修正を 市場はポジティブに評価している」と話す。ただ、上方修正は特別利益による もので「企業の本質的なものではないため、株価の上昇は限定的になりそうだ」 との見方を示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE