短期市場:日銀オペ高止まり、月末越えの資金需要強い-コール0.6%台

午前の短期金融市場で、日本銀行が実施し た国債買い現先による資金供給オペの落札金利は高止まり。6月末を越える資金 需要が強いなか、オペの応札意欲はおう盛だった。一方、無担保コール1週間物 では、調達希望の目線を0.70%付近から0.6%台後半に下げる動きも見られる。

午前9時30分に通知された国債買い現先オペ8000億円(6月26日-7月 1日)の最低落札金利は、前回(6月25日-7月7日)より2ベーシスポイン ト上昇の0.62%。平均金利は2.8ベーシス高い0.632%だった。応札倍率は

3.32倍と前回(2.77倍)を上回った。

前日に実施された本店共通担保オペ(6月24日-7月3日)の最低金利も

0.62%、平均金利は0.631%となっており、月末越えのオペ金利は3月期末以来 の水準で高止まりしている。需要は引き続き強いとみられ、日銀は月末越えの供 給を続けるとの予想が多い。

インターバンクの市場関係者によると、コール1週間物は0.70%程度で運 用気配が見えてきたため、調達側の目線が若干下がっているという。市場では、 為替スワップを使って1週間物が0.6%台半ばで調達できるとの声も聞かれ、外 銀の調達希望がやや引き気味になっている。

1カ月以内のターム(期日)物では、調達希望が0.6%台後半から半ばを中 心に推移している。月末・月初物(6月30日-7月1日)は、国内銀行の調達 希望で0.60%程度、外銀は0.70-0.75%程度となっている。

翌日物0.51-0.515%

無担保コール翌日物は0.51-0.515%付近。6月末を控えてレポ(現金担保 付債券貸借)が下げ渋り、一部大手行の調達が金利を下支えしている。朝方は外 銀の調達も増えているとの指摘が聞かれた。23日の加重平均0.509%に対して、 国内銀の調達が0.51%、外銀は0.51-0.515%となっている。

日銀は午前9時20分の定例調節を見送った。準備預金(除くゆうちょ銀) は2000億円減の5兆2000億円程度。残り必要積立額(1日平均4兆5700億 円)と積み終了先から推計した中立水準は4兆7000億円程度に下がっており、 引き続き資金需給には余裕がある。

日銀の緩め調節で準備預金の積みが進んでいるが、レポが0.57-0.60%程 度で推移しており、コールも下がりづらい。25日スタート分(トムネ)の運用 希望は0.52-0.545%で、地方銀行の金利提示が目立つ。国内銀行は0.51%で少 額調達したもよう。

金利先物もみ合い

午前のユーロ円金利先物相場はもみ合い。24日-25日の米連邦公開市場委 員会(FOMC)でタカ派の声明が警戒されているうえ、週末の消費者物価指数 (CPI)発表を控えて、この日は2年債入札も実施され、朝方は売りが先行し た。ただ、米金融不安の再燃や欧米とも景気懸念がくすぶり、株価の上値が重い 中では債券先物、金先とも買い戻しも入っている。

中心限月2009年3月物は前日と横ばいの98.895で取引を始め、0.010ポイ ント安の98.885まで下落。しかし、午前の後半にかけて買い戻しが優勢になり、

0.010ポイント高い98.905をつけている。新発2年債利回りは同1ベーシスポ イント上昇の0.855%から0.5ベーシス低下の0.840%。2年スワップは1.30% 付近と、朝方の1.315%から低下している。

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