ライトオン株が急反発、9カ月利益が通期計画超過-在庫管理とS&B

ジーンズカジュアルショップを展開するラ イトオンの株価が急反発し、前日比70円(6.8%)高の1096円まで上げた。商 品在庫管理の徹底により利益率が改善傾向にあり、2007年9月-08年5月の9 カ月累計利益は08年8月通期の会社計画を上回った。同社が進めている店舗の スクラップ・アンド・ビルド(S&B)についても、採算改善につながるとして 評価する見方がある。

08年5月までの9カ月累計業績(単独)は、売上高が前年同期比3.3%減の 798億円、純利益は20%減の29億円と減収減益、主力商品のボトムズの販売不 振が響いた。ただ利益水準については、08年8月通期の会社計画を上回ってい る。通期の純利益予想は前期比35%減の17億円。「仕入れを抑え商品コントロ ールを進め、売り上げが取れない中でも利益を出せるよう在庫効率の改善を重視 してきた」(管理部の松本直弥氏)ことが奏功した。

岡三証券企業調査部の森清シニアアナリストは、9カ月業績について「既存 店販売は依然弱く、楽観はできないが、利益は想定を上回る水準」と印象を話し た。その上で同氏は、在庫管理のほか「新規出店を抑制し、S&Bにより既存店 の立て直しを図ることも利益率の改善につながる」と指摘、今後はS&Bの進展 度合いに注目したいという。

ライトオンの松本氏は、「既存店の立て直しがまずは必要だと認識しており、 大量出店は控える。ショッピングセンター間の競争があるので、状況を見ながら S&Bを進めている」と説明。同社では今期初に60店舗の新規出店を計画して いたが、47店舗に抑制することをすでに決めている。

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