飯田産株が急騰、大幅増配で利回り魅力高まる-不動産事業は急回復へ

首都圏で分譲住宅やマンションを建設、販 売する飯田産業の株価が前日比54円(10%)高の575円と急騰。耐震性能の積 極的なアピールなどで他社との差別化を鮮明にし、2009年4月期(今期)の業 績が大幅な増収増益になる見通しを発表した。増配に伴って配当利回りが5% 台に急上昇し、利回り面から見た投資魅力が高まったことも注目されている。

同社が23日の取引時間終了後に発表した今期の連結純利益予想は前期比

5.5倍の35億3000万円。主力の不動産事業では環境変化に合わせた改善をいち 早く行うと強調。具体的には、住宅性能表示対応住宅の積極的な展開、耐震性 能のアピールなどで他社との差別化を図る。

配当は1株当たり年30円と、前期実績の20円から10円増やす。この結果、 前日終値で計算した予想単純配当利回りは5.8%になる。ブルームバーグ・デー タによると、東証1部の加重平均配当利回りは1.77%で、飯田産株の利回りは これを大幅に上回る。

08年4月期の連結純利益は前の期比87%減の6億4100万円だった。神奈 川県藤沢市に保有する土地の減損処理や、投資有価証券の評価損を理由に、決 算発表日に業績予想を下方修正した。不動産事業は、他社との競争激化で販売 価格が下落したうえ、土地の仕入れ価格の上昇分を販売価格に転嫁できなかっ たとしている。

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