日本株は続落で始まる、信用不安と原油高で輸出や金融中心に下げ

東京株式相場は、続落して始まっている。 米国の金融政策を見極めたいとのムードの中、信用不安や海外原油先物高の影 響からトヨタ自動車やみずほフィナンシャルグループなど、輸出関連や金融株、 不動産株中心に売りが先行。アナリストの格下げから東芝は大幅安。原材料高 による採算悪化懸念で、新日本製鉄など鉄鋼株も軟調。

日興コーディアル証券の橘田憲和ストラテジストは、「米国株安に加え、 原油高が止まらないことが嫌気されて上値が重くなっている。ただし、下値懸 念もそれほど大きくなく、日中値幅は大きくないだろう」との見方を示した。 投資家のリスク回避姿勢から売買高も少なく、「株価指数先物に振り回されや すい」(同氏)状況という。

午前9時16分時点の日経平均株価は前日比116円78銭(0.8%)安の1 万3740円69銭、TOPIXは8.77ポイント(0.7%)安の1339.16。東証1 部の売買高は概算で1億9158万株。値上がり銘柄数は672、値下がり銘柄数は 817。東証業種別33指数の騰落状況は、値上がり業種6、値下がり業種27。

信用不安、原油高

米国株式市場では23日、バンク・オブ・アメリカが証券会社の業績見通 しを引き下げたほか、ゴールドマン・サックス・グループが信用損失は2009 年まで続くとして銀行株の売りを推奨。金融株が下げた。また、ニューヨーク 原油先物相場は前週末比1.38ドル(1%)高の1バレル=136.74ドルと続伸。 サウジアラビアが来月増産の計画を明らかにしたものの、ナイジェリアでの生 産障害を相殺するのには十分でないとの見方から買いが優勢だった。

外部環境の不透明感に加え、米国時間24日から25日まで、米連邦公開市 場委員会(FOMC)が開催されることから様子見ムードも強く、輸出関連株 や金融株には安くなるものが目立つ。

ダイエーは売り気配、電通は大幅高

個別に材料が出た銘柄では、NAND需要が想定以上に軟調としてクレデ ィ・スイス証券が投資判断を「ニュートラル」へ引き下げた東芝が大幅安。メ リルリンチ日本証券が「アンダーパフォーム」へ格下げしたダイエーは売り気 配となった。6月(20日締め)の既存店売上高が前年同月比3.8%減と、2カ 月連続で前年実績割れの西松屋チェーンは続落。

半面、発行済株式総数の6.5%に相当する17万株を上限に自己株を取得す る電通、08年5月期の連結純利益が従来計画比42%増の8億5000万円となっ たもようのウェザーニューズがそれぞれ大幅高。

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