新日鉄など鉄鋼株安い、豪リオと中国の宝鋼が鉄鉱石の大幅値上げ合意

新日本製鉄など鉄鋼株が続落。豪州資源 大手リオ・ティントと中国の鉄鋼最大手、宝鋼集団との2008年度鉄鉱石価格 交渉が前年度比で最大97%の値上げで合意した。これを受け、日本の鉄鋼メ ーカーも同水準の値上げを受け入れる公算が大きいとして、原材料価格の高騰 による収益圧迫懸念が再燃している。

新日鉄株は売り気配で始まり、寄り付き後は一時9円(1.5%)安の591 円と6営業日続落となっている。神戸製鋼所や住友金属工業、JFEホールデ ィングスなども下げ、東証業種別33指数の鉄鋼指数も一時1.1%安。

日中鉄鋼メーカーはことし2月、鉄鉱石世界最大手のブラジル・ヴァリ (旧称リオドセ)と前年度比65%の値上げで合意済みだったが、リオやBH Pビリトンなど豪州勢は、ブラジルよりも東アジアに近く海上運賃が安く済む 豪州産鉱石はより大きな値上げ幅が妥当と主張し、これに押し切られた格好だ。

UBS証券の山口敦アナリストは、「プロの投資家には想定されていた水 準で決着した格好だが、鉄鋼大手と最初に合意された鉱石価格が指標となる従 来のシステムが壊された意味は大きい。鉱山側に対する鉄鋼メーカーの立場の 弱さが露呈した」と指摘している。

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