米フォード傘下のFCEバンク債保有リスク上昇-S&Pが格下げ示唆

23日のクレジット・デフォルトスワップ(C DS)市場では、米自動車大手フォード・モーターの欧州金融部門、FCEバ ンクの社債保証コストが2カ月ぶりの高水準となった。米格付け会社スタンダ ード・アンド・プアーズ(S&P)が、フォードの格下げの可能性を示したこ とが影響した。

CMAデータビジョンによれば、FCE債のCDSスプレッドは80ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の865bp。

S&Pは先週、フォードとゼネラル・モーターズ(GM)、クライスラーの 米自動車大手3社の信用格付けをいずれも格下げの可能性を示す「クレジッ ト・ウォッチ・ネガティブ」に指定したと発表し、これら3社の金融部門につ いても格下げ方向で見直していることを明らかにした。S&PはFCEに対し、 投資適格等級を4段階下回る「B+(プラス)」の格付けを付与している。

S&Pのニューヨーク在勤アナリスト、ロバート・シュルツ氏とグレッグ・ レモス・スタイン氏は同リポートで、自動車金融市場について、「ひどい状態」 だと指摘した。

フォードは先週、ガソリン価格が1ガロン当たり4ドルを上回るなか、大 型ピックアップトラックの販売が落ち込んでいることから、今年の損失が拡大 するとの見通しを明らかにした。同社は金融部門のフォード・モーター・クレ ジットについても、赤字になると予想した。

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