カナダ国債:10年債相場上昇、利上げ観測が後退-カナダ・ドルは高い

カナダ10年物国債相場は上昇し、利回りは 約2週間ぶりの低水準となった。景気減速でカナダ銀行による年内の利上げは ないとの観測が広がった。

カナダ国債の利回りは2営業日連続で低下。米証券大手メリルリンチが、 食料品とエネルギー価格が過去最高水準に上昇したことで、米国のリセッショ ン(景気後退)は過去の平均より深刻との分析を示したことが手掛かり。イン フレが加速するなか、カナダ銀行のカーニー総裁は10日の政策決定会合で、予 想に反して政策金利である銀行間の翌日物貸出金利の目標水準を3%に据え置 いた。

BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、マイケル・グレゴ リー氏(トロント在勤)は「市場は利上げを見込んで先走り過ぎた」と指摘。「投 資家は今では利上げの可能性を割り引いて考えており、今年の利上げはありそ うにないとみている。10-12月(第4四半期)には国債相場にとって今よりず っと建設的な環境になるとみている」と述べた。

トロント時間午後3時(日本時間24日午前4時)現在、カナダ10年物国 債(表面利率4%、2017年6月償還)の利回りは2ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)低下の3.80%。一時は3.79%と、11日以来の低水準とな った。10年債の利回りは2008年に入ってから19bp低下したが、今四半期は 36bp上昇している。価格は15セント上げて、101.48カナダ・ドル。

カナダ・ドルは前週末比0.1%高の1米ドル=1.0152カナダ・ドル(1カ ナダ・ドル=0.9851米ドル)。20日は1.0163カナダ・ドルだった。

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